奥さま聞いてよ!妻を愛す恋愛体質夫の生活      変なタイトルだけど意外にも長編私小説なのです -2ページ目

想い人の痴態を覗き見する切ない筆者・・・次回更新予告です。

※8/1 15:02最追記

日中の更新を断念しました。今晩遅くか明朝になります。

大変申し訳ございませんが明朝ぜひお近くのPCにて

遊びに来てくださいませ。けっこう長いので。



※8/1 07:45追記

本日午前中の更新はございません。少なくとも午後以降です。

ちょっとまだ読めません。随時お越し下さい。


      

   

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奥さま・・・次回更新予告です。

  


タイトル未設定
いつもいつも更新が遅くて申し訳ありません。世間は夏休み

の季節なので、何となくこのブログも読んでもらえてないよう

な気もして、ちょっとサボっていました。でもコメントが意外に

たくさん入ったので慌てて作業を進めました。次回はけっこう

エグいシーンなので書くのが辛かったです・・・。

 

次回「酷い見世物」・・・・はまもなく更新です。


  

以下次回抜粋です。 

 



---------------------------------------------------

  
  

  
 

「俺・・・なんでこんな状態で興奮しちゃってるんだろう(涙)

 

 


  

---------------------------------------------------

 

     


    

「あんっ・・・あんっ・・・あんっ・・・いや・・ん・・・」


   

 


--------------------------------------------------- 

   

   

  

ではホントにすまたお会いしましょう!! 

      

 

   

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【連載閑話】暑い夜に快眠!新兵器発見しました!本当に快適!


  

  

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奥さま・・・筆者一口メモです。


タイトル未設定
  

ここ最近、毎日暑いですね。本当に暑いです。輪が家は昼間不在

にすることが多いのですが、24時間換気システムになっているとは

いえ、帰宅時には2階は熱い空気が滞留している状態です。慌てて

ぜんぶの窓を開放して一気に空気を入れ替えるのですが(空気の

通りは良い)、熱い空気の影響で温度が上がった家具類はじんわり

熱を持ったまま。エアコンをフル稼働して30分くらいしてやっと落ち

着く感じです。・・・ranking
 
一番困るのが寝室。やはり不在時に気温が上がった状態で長時間

放置しているため、ベッドの上のマットやシーツが温かい状態なの

です。エアコンの風にあてて必死に表面温度を下げるのですが、

帰宅が遅い日などは就寝までにあまり時間的余裕がないため、

じんわり温かいベッドで暑い思いをして眠ることを強いられます。

私はスポーツジムに通うのが好きなので代謝が良いらしく、普段

からポカポカ熱を発している状態です。夜中はエアコン抜きでは

とても眠れたものではありません。・・・ranking


しかし!素晴らしい新兵器を昨日とうとう購入しちゃいました。近所

にあるドンキホーテにたまたま行った折に、以前から噂に聞いて

知っていた商品を発見。しかもかなり値引きをしていたので即買い

しちゃいました。その名も「冷却ジェルパッド・朝までクール」です。

ひんやり冷たい低反発性のジェルが内部に入っている、薄っぺら

いシートです。これをシーツの下に敷いたり、枕カバーの下に敷く

とびっくりするくらい快適。火照った体の熱をゆっくりと奪ってくれ

ます。数時間かけてジェルの温度は体温と同じになるので冷え

過ぎることもありません。体に触れていない部分は再度温度が

下がって冷えていくので、寝返りをうてばまたひんやりします。

実際に寝ころがると、10秒ぐらい経ってからじわぁ~~っとひん

やり感がやってきます。・・・ranking
 
色々調べると人間が睡眠する場合、徐々に体温を下げていくこと

になっているらしいですね。寝る直前に暑すぎる風呂に入るのが

良くないのは入眠を妨げるからだそうです。熱帯夜が寝苦しいの

は体温がなかなか下がらないから寝付けないのが原因とのこと。

だからエアコンなどはタイマーで寝入りばなの1時間だけつけて

おくとかする方が多いのではないでしょうか。実際私もそうでした。

つけっぱなしだと風邪を引いてしまいますからね。・・・ranking
 
特に困るのが同じ部屋で寝ている妻と私の希望室温が異なること。

妻は私のように「ポカポカ人間」ではありません。エアコンなしでも

しばらく室内を冷やしておけばその余韻だけで朝まで眠れるよう

なのですが、私の場合は朝方になると暑くて目が覚めてしまい

またエアコンをつけて室温を下げてしまいます。夜中もたまに

勝手にエアコンをつけてしまい、妻をいつのまにか凍えさせてしま

うことがあります(苦笑)。・・・ranking


しかし、今回買ったこの「冷却ジェルパッド・朝までクール」を敷い

ていれば私も朝までエアコンをいじらずぐっすり眠れます。サイズ

も色々ありますが、私はハーフサイズと枕用を購入しました。
 
これ・・・絶対に買ったほうがいいです。久々に我が家のヒット商品

となりました。例のごとくネットで探したらけっこう安く売っているの

ですね。店頭でもネットでも売り切れ続出ですのでおそらく早い者

勝ちです。快適な睡眠を早く実現するためにも大急ぎでご注文を。

安そうなネット販売店を見繕って、以下でご紹介しておきます。

ホームセンターなどでも売ってるようですが、品切れだったり意外

に高かったりします。・・・ranking




上記商品写真をクリックすれば売り場へジャンプします。送料無料

でお得な店を選びました。・・・ranking


ちなみに昨日は東京でレジャーの穴場を見つけました。私はかなり

の釣り好きで、千葉県の先っぽまで行って投げ釣りでキスとかカレイ

を狙ったり、神奈川県江ノ島から釣り船に乗ってイナダ(ブリの若魚)

やカツオを狙ったりするのが恒例行事です。どちらも往復に費やす

時間と労力とお金はかなりのもので、なかなかその日に思い立って

気楽に行くというものではありません。ふと「ハゼでも釣ってみよう」

と思い立ち、昨日は江戸川放水路という東京では有名なハゼ釣りの

メッカとも言うべき場所まで朝から足を運びました。ところが行って

みると水も少なくて周囲の人も釣れてる様子なし。そこは有料ボート

を借りるのですが、何だか馬鹿馬鹿しくなって地図を見ながら、勘で

「良さそうな」海岸を探すことにしました。そしてそして・・・意外な場所

に素晴らしい穴場を発見。工場地帯の真横にあるので車を横付け

できるのに、足場も良くてなかなか環境も良い。不思議な漁港を発見。

そこはハゼがどんどん連れました。簡単なウキ釣りの仕掛けでエビ

やらイソメで面白いように釣れます。一緒に行った妻も近くて安くて

気楽な遊びを満喫していたようです。かなり日焼けをしてしまったの

で、さっそく買ったばかりの「冷却ジェルパッド・朝までクール」の上で

ひんやりしながら眠りにつきました。・・・ranking
 

 

以上です。

 

   

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邪魔者は誰だ

  

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奥さま聞いて下さい・・・。

愚かな私を笑って下さい・・・。

そして私を叱って下さい・・・。  

 

 

 



「下手に時間置くと心変わりされるぞ」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「女は怖いんだ」

 

   

  

 

 

 

ケンイチに諭された私はその晩ほとんど眠れない夜を過ごしました。

私がY美に心を奪われつつあるのは確かです。しかしその彼女を

少し気まずい雰囲気のまま部屋に残し、私は寮へと帰ってきてしまい

ました。さらに相談を持ちかけたケンイチからは「心変わりする」「女は

怖い」などと半ば脅されるような助言をされています。私の心の中は

不安でいっぱいになっていたのです。・・・ranking


翌日、身の入らない予備校の授業を終えると、私はすぐに寮へと戻り

ました。その日の授業は昼から夕方にかけての時間帯だったため、

帰りは既に日が暮れる時間帯でした。帰り道にいつも脇を通過する

A女子商業高校は、とっくに放課後を通り越して誰も校内に残っていな

い状態です。当然ながらY美も既に帰宅した後でしょう。まず私は急い

で寮に帰り、彼女の自宅に電話を入れようと考えました。携帯電話の

ない時代です。落ち着いて電話するには寮に備え付けられている

少し割安の公衆電話を使うしかありません。

 

いったん自室に戻って食堂の脇にある公衆電話コーナーに行くと、

100円硬貨を備え付けの両替機で10円硬貨に崩しました。5台ある

公衆電話は残念ながら先客たちで埋まっています。私はすぐそばの

長いベンチシートに腰をかけて、先客たちの電話が終わるのを待つ

ことにしました。いくら急いでいるとはいえ、これからわざわざ寮の外

に出て、別の公衆電話を探すのも億劫だったからです。 ・・・ranking  

 

 





「ぎゃっははっ!そんなこと言うなよぉ~」

 

 

  

 

 


私の待つ位置に一番近い手前の電話で話しているのは、見覚えがない

いわゆる“ガリ勉タイプ”の男。今で言えば“アキバ系”とでもいう風貌です。

中背でかなり痩せています。少し歯が反っている口元から唾を飛ばしなが

ら会話に夢中になっています。髪型は絵に描いたような七三分け。真四角

の分厚い銀縁メガネをかけています。見た目だけで判断すれば、ちょっと

私は仲良くできないタイプだったかもしれません・・・。

 

 

 

  

 

「まじだって!おまえが一番好きだってば!」

 

 

 

 



奥さま・・・私は耳を疑いました。あまり外見で人を判断していけないとは

思いますが、彼はどう見ても女性にモテそうなタイプではありません。

しかし、今の言葉を聞く限り電話の相手は女性のような気がします。

 

 

  

 



「おまえが他の男と遊んだっていいよ。俺は会えればそれでいいんだし♪」

 

 

  

 

 


私の耳はついつい彼の会話に吸い込まれてしまいます。

 

 

 

  



「いいよ、おまえとは割り切った関係なんだからさ」

 

 

 

 

 


奥さま・・・どういうことでしょうか。・・・ranking

 

 

 

 

 

 

「これからもエッチさえできれば文句ないからさ・・・」



 

 

  

 

彼の会話を聞いているとなぜか無性に腹が立ってきました。もちろん

正確な状況は知るよしもありません。しかし使っている言葉が嫌なの

です。「他の男と遊んでもいい」「割り切った関係」「エッチさえできれば

いい」・・・どれもY美の行状を彷彿させるものばかり。まるで私が陥ろう

としている二股地獄を彼の言葉に写し見ているような気になってきます。

しかも・・・見た目で判断してはいけませんが・・・この男の風貌はそんな

余裕のある発言をするようには思えません。

 

私がY美のことでウジウジ悩んでいるのにもかかわらず、目の前の

モテそうにない男は自ら進んで「割り切った肉体関係」を肯定しようと

しています。相手が誰なのかはわかりませんが、私は耐えようもない

怒りを感じてしまいました。もちろんこの怒りは私の勝手なわがまま

でしかありません。人にはそれぞれ事情があるのですから・・・。でも

当時の私はそんな当たり前のことを考慮しながら行動を自制できる

ほど老成してはいなかったのです。・・・ranking




 


DASH!

「こいつ・・・クソ生意気だな・・・」

(心の声)




 

 

自分にはまったく無関係の話題に対して、こんなことを思う私自身が

“クソ生意気”そのものなのですが、そんな矛盾に私は一切気づい

ていません。ただムカムカする気持ちを抑えようと必死になりつつも、

彼の会話に耳を傾け続けています。そもそもY美の一件で少し心が

カサついていたのは事実です。目の前の彼が発する言葉の一つ一つ

が、私の癇に障るのでした。・・・ranking

  

 

  

 

 


「そうだよそうだよ♪割り切った関係が一番だよ♪」

 

 

 

 

  

 

奥さま・・・いくら無関係とはいえ、到底聞き流せる言葉ではありません。

彼が口にしている言葉が、どうしても自分を批判しているようにしか

思えなくなってきました。もちろん本当は思い込みでしかないのですが。

 

 

 

  

 

 

 

「そうそう、妙に気持ちにこだわる男ってキモイだろ?」


 

 

  



ガタッ!!

 

 


 


私は思わず立ち上がりました。

 

 

 

  

 

むかっ

「悪かったな、暑苦しい男で・・・」

 

  

 

  

  

 

私に背を向け壁に向かって電話をかけている彼の肩を右手で

掴みながら、耳元で囁くように怒りの言葉をぶつけました。



 

 


ビックリマーク

「な、なんだよ・・・いきなり(驚)

 

 

  

 

 


いきなりイチャモンをつけられた格好のその男は、かなり驚いた

様子です。当然です。彼は何ら咎められるようなことをしていな

いのですから。・・・ranking

 

 

  

 


むかっ

「割り切った関係を理解できないガキで悪かったな・・・」

 

 

「ど、どうしたんだよ・・・誰も君のことなんて言ってないだろ?」

 

 

「おめーみたいなシャバいやつに・・・」

 

 

「・・・な、なにが言いたいんだよ?」

 

 

「クソ生意気な言葉を吐かれたくねーんだよ!」

 

 

「君には関係ないことじゃないかっ!!」


 

 

 

 


その通りです。まったく関係ありません。頭に血が上っていた私

ですが、さすがに彼の堂々とした正論を耳にして少し冷静さを

取り戻しました。いったん平常心を回復してしまうと、自分のして

いる行為がこの上なく恥ずかしく思えてきます。

 

 

 

  



「君に何のかかわりがあるって言うんだ??」

 

 

「・・・確かに全然関係ねーよ」

 

 

「だ、だったら放っておいてくれよっ!!」

 

 

「おめーがへらへら目の前でくっちゃべってるのが目障りなんだよっ!!」

 

叫び 

「・・・そんなめちゃくちゃな(当惑)

 

 






私自身も既に落ち着きを取り戻していましたから、めちゃくちゃなこと

を主張していることは自覚していました。でも・・・もう引っ込みがつか

なくなっていたのです。素直に謝る素直さにかける幼さが当時の私に

は残っていました。・・・ranking

 

 

 

  

  

 


「わかったら、さっさと電話切ってここから消えろ!!」

 

 

「えぇっ!!??」

 

むかっ 

「消えろって言ってんだよ!!」 

 

汗 

「わ、わかったよ・・・そんな怖い顔で凄むなよ・・・」

 

 

   

  

 

 

 


怯えた顔でそう言うと、彼は電話口で何か小声で相手に伝えてから

慌てるように電話を切りました。そして、逃げるようにしてその場から

立ち去りました。私の目の前には電話機が1台空いた状態になり

プロセスはどうあれ願ってもない状況になったのは事実です。

なにしろY美に早く電話をかけたくて焦っていたのですから・・・。



 

  



音譜

「おまえも無茶するねぇ(苦笑)

 

 

 

  

 


いきなり背後から声がします。ケンイチです。・・・ranking

 

 

 

  

 

 

「いくら電話を焦ってるからって、脅して順番抜かしはヤバいだろ(笑)

 

あせる 

「ケンイチ・・・見てたのかよ(汗)

 

 

「たまたま食堂行こうとして通りかかったんだよ」

 

 

「全部見ちゃったのか?」

 


「おまえが立ち上がったあたりからは全部だな」

 

あせる 

「・・・恥ずかしいな」

 

 

「あとでやつには謝っとけよ。全面的におまえが悪いんだからよ」

 

 

「わかってる。ちょっと色々あって頭に血が上った」

 

 

「結果は単なる順番抜かしだろーが(苦笑)

 

汗 

「言い訳はできないな。結果的にはそうなんだから・・・」 

 

  

 

 

 

 

ケンイチに私の心の中のことを説明しようとも思いましたが、やはり

やめておくことにしました。ただでさえ女性に対して不器用だと馬鹿

にされているのです。「割り切った関係」という言葉に過剰反応した

なんて彼が知ればさらに私を侮蔑するかもしれません。この場は

適当に誤魔化してしまうことに決めました。

 

 

  

 




「Y美にまず電話しようと思ってさ。もう帰ってる時間だろうし」

 

 

「そうだな・・・いきなり家に行くより、お行儀がいいかもしれねーな」

 

 

「とりあえず今から電話かけてみるよ」

 

 

「俺は・・・あっち・・・離れたとこ行ってた方がいいか?」

 

 

「いや、ちょっと俺も感情的になってるから・・・横で見張っててくれ」

 

 

「おまえ・・・情けねーなぁ(苦笑)

 

 

「頼むよ・・・余計な揉め事にしたくないからさ」

 

 

「じゃあ・・・ここに座って聞いててやるから安心してさっさとかけろ」

 

 

「わかった・・・すまん」


  

  

 

 



ケンイチは先ほどまで私が腰掛けていたベンチにどっかり座り込んで

ニヤニヤしながらこちらを眺めています。

 

私は10円硬貨を電話機に入れ、Y美の自宅の番号をプッシュしました。

 



  

ツーーツーーツーーツーーツーー 

  

 

 

 

  


「通話中みたいだ・・・」

 

 

「しばらくおいてかけ直せ。焦るな焦るな(笑)

 

 

「・・・そうだな」

 

 

  




と言ったものの、はやる心を抑えきれない私は30秒もしないうちに

また番号をプッシュしました。しかし・・・・・・ranking


 

 

  

 

 

ツーーツーーツーーツーーツーー

  

   

 


DASH!   

「まだ話し中だ・・・」

  

「焦るなって(苦笑)

 

  

 

  

  




本来は数分以上置いてからかけ直すのがいいのですが、私は意地に

なって10円硬貨を何度も入れ直してはY美の番号をプッシュし続けま

した。この電話機にはリダイヤル機能がなかったので、わざわざ最初

から番号を押し直さなければなりません。


 

 

 

    

 

ツーーツーーツーーツーーツーー 



    

 

 

汗 

「長々と・・・誰と話してるんだろう(狼狽) 

 

 

「いいじゃねーか。話し中ってことは家にいるのは確かなんだから」


汗 

「そ、そうだよな・・・(汗)

  

 

 

 

 


私は機械作業のように受話器を置いて10円硬貨を取り出しては

また再度投入することを繰り返します。何度もプッシュボタンを

押し続けているので少し指先が疲れてきました。



     

電話

プルルッ!

  

  

  

 


「あっ!!かかったっ!!」

  

音譜  

「おぉ~よかったじゃん(微笑)

 

   

       

 


電話

プルルーーッ!プルルーーッ!
   

  

   

 

 

汗  

「おかしいな・・・電話の前にいるはずなのに出ないよ(困惑)


  

   

  

 

電話 

プルルーーッ!プルルーーッ!

  

 

プルルーーッ!プルルーーッ! 

  

 

プルルーーッ!プルルーーッ!

 

 

   

  

ドンッ 

ガチャッ!! ・・・ranking

 

  

   

 

 

あせる

「あ・・・切られた」

 

 

「マジか!?」

 

汗 

「電話に出ないでいきなり切られちゃったよ・・・(狼狽)

 

 

「出るの失敗したんじゃねーのか?もっかいかけてみろよ」


 

  

 

 

 


私は泣きそうになりながら再度Y美の番号をプッシュしました。

 

 

  

 



プルルーーッ!プルルーーッ!

  

 

プルルーーッ!プルルーーッ!

    

  

  

ドンッ  

ガチャッ!!

  

   

 

 

 

汗 

「また切られたっ!!」

  


「Y美ちゃん・・・どうしたんだろうな・・・」

 

  

「・・・・・・(不安)

 

 

「○○、面倒だからとりあえず今から直接家に行っちゃえよ」

 

 

「・・・いきなりか?」

 

  

「どうせ近いんだから・・・走ればすぐだろ?」

  

 

「・・・うん、そうだな」

 



 

   

電話が通話中だったのですから、Y美が自宅にいるのは間違い

ありません。彼女の親は自営業で夕方は不在だと行っていました

から、専用部屋で1人暮らしをしているY美が電話をしていたのだと

考えてほぼ間違いはないでしょう。そして・・・電話を切っているのも

彼女自身だと思われます。当時は発信番号通知も存在しませんし、

私が声をだす暇もなく電話を切られているので、無差別に電話を

切っているのがわかります。まるで電話の呼び出し音が邪魔だと

言わんばかりに、コールしてすぐに切られています。いったいあの

部屋で何が起きているのでしょうか・・・。 ・・・ranking

 

 

 





「ケンイチ・・・とりあえず俺、行ってみるわ」

 

 

「おう、そうだな。1人で平気か?」

 

 

「さすがにここは1人で行くよ」

 

 

「そうだな・・・とにかく慎重にな」

 

 

「わかってる」

   

    

 

  

 

 

私は寮を飛び出ると、全速力でY美の自宅に向かって走ります。

Y美の自宅は予備校に通う途中で通過するA女子商業高校を

挟んで、ちょうど寮の反対側の位置にあります。歩けば10分。

走れば5分とかかりません。

 

 


  

  

DASH!  DASH! DASH!  DASH!

はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・

 

  

 

  

 


さすがに3分も全速力で走り続ければ、いくら若い体力を持て余し

ていたとしても息が上がってきます。Y美の自宅がまもなく遠くに

見えてくる、という地点で私は走るのを諦めて歩き始めました。



 

  
DASH!  DASH! DASH!  DASH!

はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・

  

 

 


 


かなり呼吸が乱れています。






  

 

「Y美ちゃんに会う前に呼吸整えないと、まるで変質者みたいだな」

(心の声)  

 

   

 


 


私は敢えてゆっくり歩きながら呼吸を整えようとしました。そして

やっと呼吸と鼓動が正常に戻りつつある頃、目的地であるY美の

自宅の建物が遠くに見えてきました。彼女の部屋は一番左側で

す。明かりが点いていますから家にはいるようです。

 

  

   

 


音譜

「よかった(安堵)出かけてなかった・・・」

 

 

 

 

 


徐々に近づいていくと彼女の部屋の前に見慣れぬバイクが1台

停まっています。しかも普通のバイクではありません。いわゆる

「ゾク車仕様」と呼ばれる、派手な装飾を施したものです。

 

 

  

 

 

 

汗 

「誰か来てるのかな・・・ゾク車ってまさか・・・(不安)




  

 

 

 

誰が来ていても構いません。私は堂々と呼び鈴を鳴らして彼女を

呼び出そうとしました。するとそのとき・・・・・・ranking

 

 

 

 

 

ドキドキ 

「あんっ♪」 


  

  

     

 

私は中に気付かれぬようにそっと扉に近づきました。扉の横には

キッチンにつながる小窓があります。そこが半開きになっているの

で中の声は筒抜けです。

 

 

 

 

 

ドキドキ 

「いやだっ♪やめてったら♪」

 

 

 

 

 


今回はここで締めさせて頂きます。

またのご来訪を心よりお待ちしております。

 

 

だって・・・悔やむことばかりですから・・・。

  

  

   

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